新型コロナウイルス ベトナムの状況

ベトナムでは、まだ感染者が増えるなどの健康面での大きな影響はない。

 

しかし、多くの国際企業が生産調整に入っている状況だ。今週の頭から、来週にかけて生産量を落とし中国からの部品供給が再開した時点で生産量をまた上げる予定なのだろう。末端のメーカーも影響を受けて受注量は減らしている状況だと思うが、ある程度在庫を持つ所もあるだろう。

 

中国が回復した途端に発注が急に増えることは目に見えているからだ。ただ、その時期と量が不透明なのが難しいところである。中国企業は今週から操業を開始しているところもあるらしいが、5-7割位の人しか集まらないらしい。

 

地域によると思うが工場等の操業を元のレベルまで戻すには、まだまだ時間がかかるだろう。

 

まだ、感染が拡大して2か月程度しか経っていない。SARSの時も自体が収まるまで半年以上かかっているのだから、この影響は、今年の半ばまで続くことは明らかだ。中国内が元に戻るには一年はかかるだろう。

 

今朝のベトナムのニュースで、学校は今月末で休校になると発表されている。日本では、まだそんな事態にはなっていない。ベトナムでこれだけの対応がされているのに日本は大丈夫だろうか?まあ、日本の方がしがらみが多そうなのでどの会社や団体も思い切った対策が取れないのだろう。

 

そういう面もあってYOUTUBEの動画やネット上では、日本もそろそろ感染が拡大するのではないかという話になっている。イベントや行事も相次いで中止となっている。

 

クルーズ船の様に大量に感染者が出ないことを祈る。ただ、今回のクルーズ船の状況のおかげでこの病気の怖さが全世界に改めて発信されたのではないかと思う。閉鎖された空間で一度感染者がでると2週間程度で2割は感染するという計算だ。ということは、何件か報道されている病院の医療従事者の感染などは、プラスでその病院にいる2割は感染していると考えられる。公共交通機関の利用などもあるので実際に感染している人はもっといるのだろう。病気単体で言えばインフルよりも弱いが感染力が高くまだワクチンが開発されていない点が、この病気の怖いところなのか?

 

ネットやテレビでは、相変わらず手洗いうがい、消毒が報道されている。気を付けて下さい。では、また!